町田市清掃工場での女川震災ガレキ焼却による周辺の線量をポリマスターPM1703MOによる車載移動測定でマッピングしてみました。
測定機については、こちらを参照願います。PM1703MO
実際の測定は、ONKYOのタブレットPCにPM1703MOをUSBで接続、さらにUSB GPSセンサーを接続し、60秒ごとに自動的にデータを取得し記録していきます。60秒以下でのデータ取得ができないため、低速で運転をしています。
ガレキ焼却前
2012年10月28日の線量マップ
より大きな地図で 町田市瓦礫焼却前 事前線量調査 を表示
ガレキ焼却後
2012年11月4日の線量マップ
より大きな地図で 町田市瓦礫焼却後20121104 を表示
ガレキ焼却後
2012年11月9日の線量マップ
より大きな地図で 町田市瓦礫焼却後 20121109 を表示
ガレキ焼却後
2012年11月16日から17日の線量マップ
より大きな地図で 町田市瓦礫焼却に伴う放射線量調査20121116-17 を表示
考察
町田市清掃工場周辺の線量はガレキ焼却以前から高めである。
それは、町田市で収集された一般ゴミに付着したセシウムが焼却場に集められ、焼却され、排出されてきたことによる影響が大きいと考えられる。
町田市発表焼却場線量変化+剪定枝堆肥放射能濃度
ガレキ焼却後の飛灰、焼却残さについての放射能濃度測定値の公表が12月4日時点でもなされていないため、評価は不能。
町田リサイクルセンター(町田市清掃工場)の放射能等の測定結果
今回の4度に渡る移動測定では、有意な線量上昇は認められませんでした。
空間線量だけではなく、セシウムを吸着しやすい松葉や高性能のエアサンプラーでの放射能濃度測定が実施され、焼却前後の比較ができていたならば、ガレキ焼却の影響をつかみやすかったとは思いますが。
焼却はまだ続いているので、今後も移動線量測定は実施する予定です。
2012年12月5日水曜日
2012年7月19日木曜日
東林間測定室、遮蔽の実際
AT1320Aの欠点としてプローブ下部が遮蔽容器から露出していて、この部分に遮蔽が施されておらず、バックグラウンドとして自然放射線を拾ってきやすいことが指摘されていました。
東林間測定室では、バックグラウンドを低減させることによって、より正確な測定、時間の短縮さらに下限値を低めることができるのではないかと考え、遮蔽を強化する方法を模索し、実行してきました。
AT1320Aの場合、どれだけ遮蔽が有効に働いているかは、バックグラウンドテストの際示されるcpsの値で確かめることができます。例えば東林間の場合、なにもしない初期値で13の後半でした。
この値は、設置する環境によっても変化しますし、機器の個体差によっても左右されます。同じ環境でも、個体によってバラツキがあります。
東林間での最初の遮蔽は、ペットボトルによる遮蔽です。
測定機がすっぽりと収まる棚を作ってもらいましたので、その下部の部分に1リットルのペットボトルを48本詰め込みました。
これによりバックグラウンド計数率は12.85となりました。
これによりバックグラウンド計数率は12.85となりました。
![]() |
測定機下部にペットボトルを詰め込む |
AT1320Aは3本足のため、ブロックを下から上までうまく積むことができません。試行錯誤です。
プローブ下部はまず銅板で作ったボックスで囲みます。
その後、通気対策として、一面のみ底の部分をカットしました。

試行錯誤しながら、積み上げていきます。
どうしても3本の足にひっかかってしまいそのままではうまく積み上げられません。半分にカットしなくては成らないものと、17cmくらいにカットしなければならないものがあることがわかりました。
金ノコで、半分にカットするのに3時間。これは大変とツイッターで呟いていたところ、そのツイートを読んでいたバイク屋さんが電動カッターを持って来てくださり、あっという間にカット作業終了!!
ただ限界近くまで見ようとすると、時間をかけなくてはならないのは同じ事で、汚染が微量であればあるほど今まで以上に時間をかけてしまうということになっています。
重量があるので、木製の棚で常時この形で運用するのは無理があります。
3本足を取り去り、鉄の台に遮蔽容器を載せ、上から下まで鉛ブロックで囲んでしまえば良いのですが・・・
簡易な遮蔽強化の方法としてはこれ。
これに1mmの鉛板を巻く。座間測定室では、こちらを中心部に使用しています。
他に各地のAT1320A使用の測定所では、様々な工夫をして下部遮蔽にチャレンジしています。
しばらく下部遮蔽のみで運用していたのですが、遮蔽の虫が疼いてしまって・・・・
2点ほど強化。
鉛板0.8mm厚を遮蔽容器の本体形状にカット。右下の小さな穴は、蓋の動作を重くするためにブレーキ代わりのフエルトを貼る部分です。
これが鉛板を貼った状態。
重量のある蓋があまりにもスムーズに動きますと、実はとても危険です。重いものは重く動いた方が安全なのです。ですからブレーキ代わりの仕組みは必要です。
いろいろ考えた結果、安上がりで簡単なのが、椅子の足に貼る床への傷つき防止のためのフエルト。3~4mm厚のものを貼るとよいブレーキになります。
いろいろ考えた結果、安上がりで簡単なのが、椅子の足に貼る床への傷つき防止のためのフエルト。3~4mm厚のものを貼るとよいブレーキになります。
設置のために鉛ブロックと遮蔽体の間の7mmの隙間に、合板を適当にカットしてさしこみました。
そして遮蔽体にすっぽりかぶさる上部の板の丸穴をTGメタルがきっちり入るように拡大。
一枚一枚はめ込んでいき、ゴムベルトで固定。一枚はサイズが大きすぎたので、縦にカットしてあります。
適当と書きましたが、実はプロの大工に仕事は頼んでいます。
これで、東林間の遮蔽強化は打ち止めとします。
計数率は5.8。
密度1のものを18時間計測すると検出下限は写真のような数値となるはず。
その後、突然シンチレーターが故障してしまい、現在は代替のプローブを使用しています。
7月に湿度の高い日が続き、ひょっとしたら湿気による電気回路の不具合も考えられると思い、銅のボックスの下部に穴を開け、さらに鉛ブロックの一部に隙間を作り、PC用のファンとACアダプターを接続し、隙間から空気を吸い込むようにしました。
これで銅ボックス内部での結露は防げるはずです。

2012年5月9日水曜日
各地の市民測定所による たけのこ 測定
測定対象としては、関東を通り越して、すでに東北以北に旬が移動していると思われますが、各地の測定所によるタケノコの測定結果をまとめましたので、紹介いたします。
たけのこ放射能検査
4月になってから、行政によるタケノコの測定結果が出始め、あらたな規制値の100Bq/kgを超えるデータの公表もありました。}
市民測定所にもたけのこの測定依頼が増えてきはじめ、これはひとつの測定所でデータを蓄積するだけではなく、測定所間で広くデータを集積し、公開していくことが有益であろうと判断しました。
そこで、フェスイブックの測定所のグループで呼びかけをし、ネット上ののファイルに書き込む形で、データの集積を測りました。
ほぼ1ヶ月をかけて集まったデータを見やすい形にまとめました。
今回は、測定機がAT1320Aという機種に偏ってしまいましたが、今後はもっと広くよびかけ、様々な測定機による測定結果が集まればよいなあ、と思っています。
市民による測定の特徴は、いろいろな方法で、ひとつのものを計測している点にあります。
たけのこ という一つの検体に様々なアプローチで計測を試みているるのです。
生のまま、茹でてアク抜きをしたもの、部位による違い、皮を測ってみる。茹で汁はどう? 大きさによる違いは? ・・・
東林間では、たけのこももちろん計測しましたが、竹の地下茎から伸びる側根も調べてみました。地下茎も測定する予定ですが、機械で粉砕したものの、まだまだ細かくしなければ、計測できません。
竹は、地表に近いところに、それこそ茸の菌糸のように地下茎、側根を張り巡らし、地下茎に栄養をため込みます。その地下茎からタケノコが出てくるのですから、地下茎の値が高ければ、来年もタケノコへの汚染が十分考えられるだろう、という予想です。
座間の測定室でタケノコ、土壌を計測し、同じ場所の側根、地下茎は東林間で測定、更に葉も測ってみる予定です。
その葉は、座間にもう一台導入されたAT1320Aの持ち主、大木さんが計測してくださるでしょう。竹自体も根本に近い部分を頂いてあるのですが、どう試料として処理すればよいのか、難儀いたします。
今回は計測を始めて公開まで1ヶ月も経ってしまい、関東でのタケノコのシーズンもほぼ終了という段階での公表となってしまいました。始めての試みで、試行錯誤が多々ありました。
一つひとつの測定についてはツイッターなどで情報を小出しにしつつ、まとめとして今回のようなスプレッドシートを公開する、といった2段構えの方法が良いかと思います。
南から北に移動していく野菜の産地、それを追いかけながら、計測のまとめを公表できたら良いなあ、と考え、測定所のネットワークに提案しています。

たけのこ放射能検査
4月になってから、行政によるタケノコの測定結果が出始め、あらたな規制値の100Bq/kgを超えるデータの公表もありました。}
市民測定所にもたけのこの測定依頼が増えてきはじめ、これはひとつの測定所でデータを蓄積するだけではなく、測定所間で広くデータを集積し、公開していくことが有益であろうと判断しました。
そこで、フェスイブックの測定所のグループで呼びかけをし、ネット上ののファイルに書き込む形で、データの集積を測りました。
ほぼ1ヶ月をかけて集まったデータを見やすい形にまとめました。
今回は、測定機がAT1320Aという機種に偏ってしまいましたが、今後はもっと広くよびかけ、様々な測定機による測定結果が集まればよいなあ、と思っています。
市民による測定の特徴は、いろいろな方法で、ひとつのものを計測している点にあります。
たけのこ という一つの検体に様々なアプローチで計測を試みているるのです。
生のまま、茹でてアク抜きをしたもの、部位による違い、皮を測ってみる。茹で汁はどう? 大きさによる違いは? ・・・
東林間では、たけのこももちろん計測しましたが、竹の地下茎から伸びる側根も調べてみました。地下茎も測定する予定ですが、機械で粉砕したものの、まだまだ細かくしなければ、計測できません。
竹は、地表に近いところに、それこそ茸の菌糸のように地下茎、側根を張り巡らし、地下茎に栄養をため込みます。その地下茎からタケノコが出てくるのですから、地下茎の値が高ければ、来年もタケノコへの汚染が十分考えられるだろう、という予想です。
座間の測定室でタケノコ、土壌を計測し、同じ場所の側根、地下茎は東林間で測定、更に葉も測ってみる予定です。
その葉は、座間にもう一台導入されたAT1320Aの持ち主、大木さんが計測してくださるでしょう。竹自体も根本に近い部分を頂いてあるのですが、どう試料として処理すればよいのか、難儀いたします。
今回は計測を始めて公開まで1ヶ月も経ってしまい、関東でのタケノコのシーズンもほぼ終了という段階での公表となってしまいました。始めての試みで、試行錯誤が多々ありました。
一つひとつの測定についてはツイッターなどで情報を小出しにしつつ、まとめとして今回のようなスプレッドシートを公開する、といった2段構えの方法が良いかと思います。
南から北に移動していく野菜の産地、それを追いかけながら、計測のまとめを公表できたら良いなあ、と考え、測定所のネットワークに提案しています。
2012年5月6日日曜日
AT1320Aの導入とLB200の扱いについて
1月27日に東林間測定室に待望のATOMTEX社 AT1320Aが到着。試験計測、実験計測、依頼検体の計測を続けています。
こちらの機械は、コストパフォーマンスに優れた測定機です。各地の市民測定所でも、価格面、性能面から、導入されることが多い機種です。
東林間測定室は、チャンプールの事務所内に設置し測定を進めていきますが、横浜市民測定所と協力しつつ、運用します。
これは、現実問題として、午前から午後3時までは、本来の仕事があり、測定をする時間がとれないということがあります。その測定できない時間を、横浜市民測定所のもうひとつの測定所として利用していただこう、ということが理由です。また、私も横浜市在住で、横浜市民測定所のメンバーでもありますので、こうした運用形態を考えました。
横浜市民測定所と同一機種での計測であり、同一検体のクロスチェックも可能、さらに座間のラ・リチェッタさん(AT1320A導入済み)、大木さん(AT1320A 5月導入)との同一検体でのチェックも可能。全国の市民測定所のネットワークにも参加しており、ゲルマニウム半導体測定機を含め、他機種とのチェックも可能となる予定です。
クロスチェックの必要性は、設置環境による計測値の違いを見極めることが可能となり、さらに他機種での計測値とのチェックにより、AT1320Aの精度の向上に貢献できることになります。
LB200については、核種分析ができず、自然に存在する核種の放射能も拾ってしまうことから、移動計測専用の機種として運用します。AT1320Aと同一検体を計測することによって、その精度ほ高めることは可能だと考えています。
以前お知らせしていた会員が講習会を受講し、LB200による計測は105円という設定は、破棄いたします。
検体の詰め方により、数値が大幅に変化しますし、天然核種の存在について理解されていない方のご利用、データ公表により、誤った計測値の拡散の可能性を排除するためです。経験を積んでいない方には利用不可の機種と判断しました。
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