2012年5月6日日曜日

AT1320Aの導入とLB200の扱いについて


  1月27日に東林間測定室に待望のATOMTEX社 AT1320Aが到着。試験計測、実験計測、依頼検体の計測を続けています。


 こちらの機械は、コストパフォーマンスに優れた測定機です。各地の市民測定所でも、価格面、性能面から、導入されることが多い機種です。


 東林間測定室は、チャンプールの事務所内に設置し測定を進めていきますが、横浜市民測定所と協力しつつ、運用します。

 これは、現実問題として、午前から午後3時までは、本来の仕事があり、測定をする時間がとれないということがあります。その測定できない時間を、横浜市民測定所のもうひとつの測定所として利用していただこう、ということが理由です。また、私も横浜市在住で、横浜市民測定所のメンバーでもありますので、こうした運用形態を考えました。


 横浜市民測定所と同一機種での計測であり、同一検体のクロスチェックも可能、さらに座間のラ・リチェッタさん(AT1320A導入済み)、大木さん(AT1320A 5月導入)との同一検体でのチェックも可能。全国の市民測定所のネットワークにも参加しており、ゲルマニウム半導体測定機を含め、他機種とのチェックも可能となる予定です。

 クロスチェックの必要性は、設置環境による計測値の違いを見極めることが可能となり、さらに他機種での計測値とのチェックにより、AT1320Aの精度の向上に貢献できることになります。



 LB200については、核種分析ができず、自然に存在する核種の放射能も拾ってしまうことから、移動計測専用の機種として運用します。AT1320Aと同一検体を計測することによって、その精度ほ高めることは可能だと考えています。

 以前お知らせしていた会員が講習会を受講し、LB200による計測は105円という設定は、破棄いたします。

 検体の詰め方により、数値が大幅に変化しますし、天然核種の存在について理解されていない方のご利用、データ公表により、誤った計測値の拡散の可能性を排除するためです。経験を積んでいない方には利用不可の機種と判断しました。




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