2013年5月20日月曜日

路傍の土 採取方法


 東林間測定室では、採取、測定も楽な100mlタッパ容器による路傍の土の測定を継続して行なっています。

 路傍の土・・・路肩に溜まっている土壌は、雨で流され、風で飛ばされて集まった微細な粒子の砂粒が多く集積しており、近隣の土壌、耕作地のセシウムの濃度に比べ、格段に高い値を示すことがほとんどです。

 また、公園、学校、幼稚園、保育園周辺などではグランド、園庭から逃げ出してくる土、砂がその集積の多くの部分を占めているであろうという予測のもと、通常では測定できない場所のセシウム汚染の実態をうかがい知ることもできるであろう、と考えています。

 多くの地点で路傍の土を測定することで、見えてくることも多いかと思います。

 例えば、学校の周りに田畑が多いところの路傍の土と、ビルとアスファルトに囲まれた学校周辺の路傍の土を比較して傾向を掴んだり、することもできます。

 まずは多くの地点で路傍の土を採取して計測すること、そしてできれば年に何回か同じ場所で採取し、季節変動をつかむこと。そしてマップにして、私たちの身の回りのセシウムによる汚染を可視化すること。
 
 セシウムはなくなるわけではありません。これからもずっと長くつきあわざるをえないやっかいな存在です。そのために、知ること、知っていることが私たちにとってとても大切なことなのです。



















          


路傍の土採取方法チラシpdf



より大きな地図で 路上堆積物 放射能調査 を表示

路傍の土 マップ







2013年5月5日日曜日

東林間測定室で公開している各種マップ

 東林間測定室では食品などの放射能濃度の測定とともに、ポリマスターPM1703MOというシンチレーターを使用したマッピングも行なっています。

 測定器はこちらになります。http://www.taroumaru.jp/main/pm1703mo_1ab

 この測定器をウインドウズPCに接続し、GPSを使用し1分毎にデータを蓄積します。

 データはもっとも簡単な方法として「七色プロットツール サーバー保存版」に一旦落とし、そこからグーグルマップで読み込み可能なKML形式のファイルに変換します。

 グーグルマップでのマップ作成は、この変換したKMLファイルを読み込み作成します。

 ただ停車中などで位置情報が重なると地図がそこで途切れてしまいますので、「七色プロットツール」のままで公開しているマップもあります。




路上堆積物 放射能調査  こちらはAT1320Aを使用した放射能濃度のプロットです。

http://goo.gl/maps/5wx7u



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東林間 浅草寺往復

http://goo.gl/maps/ZqxN4



より大きな地図で 東林間 浅草寺 往復 を表示




 以下のマップは「七色プロットツール サーバー保存版」http://geigerdata2.appspot.com/
を利用して作成しています。


神奈川県相模原市 山形県米沢市 往復

http://ow.ly/kIJsz


横浜 関越 上信越 長野道 中央道

http://ow.ly/kIJja 

横浜 関越 上信越 長野道 中央道 2

http://ow.ly/kIJBj


横浜中心の線量地図 201201-201211

http://ow.ly/kIK3N


 現在は、このPM1703MOを使用してマッピングしているのですが、高性能のCsIシンチレーターを使用したシステム導入を考えています。高価な機器ですので、再び広くカンパを呼びかけ、私たちの生活環境の汚染を可視化するプロジェクトを開始したいと思います。