2011年11月28日月曜日

こどもと未来について語ろう

11月26日 国分寺カフェスローで行われた こどもみらい測定所 オープン記念イベントの模様です。

■第一部 「3.11後の子どもの食を守る」天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室)




■第二部 トークショー
丸森あやさん(市民放射能測定所(CRMS)理事長)
天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室)
石丸偉丈さん(こどもみらい測定所代表)
近藤波美さん(子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク)



■第三部 アースダイアローグ













東林間測定室の呼びかけチラシ


 いつまでも呼びけチラシをつくらないものですから、見かねてMさんが作ってくださいました。
 ありがとうございます。

 チラシの測定料金は、LB200に限定した金額となります。

 来年2月導入予定のATOMTEX AT1320Aについては、別途定めます。







PDFファイルです。
東林間測定室のご紹介




11月27日  横浜の子どもたちを放射能から守る会瀬谷旭支部でのLB200勉強会

11月27日、瀬谷区せやまるにてLB200の勉強会を開催しました。
 自分でこの測定機を使用して、計測できるようになることが目的です。

 詳細はこちらを・・・
http://yokohama-seya-asahi.seesaa.net/article/237367706.html

 6月に建てられたという建物の中は、Mr.Gammaで測ると0.5~0.6くらいあり、ひょっとして汚染された汚泥がコンクリートに混ぜられているかも、と思いました。

 温度、湿度に敏感で、鉛遮蔽厚が1.5センチのLB200は環境の影響を受けたのか、今までにないバックグラウンド値を表示しました。4.5cpsです。
 今日の計測では正しい値がでないな、とバックグラウンドの値を見ながら、思いました。

 とりあえず、LB200の簡単な説明をして計測を始めます。

 検体の処理方法、マリネリへの検体の詰め方をお伝えし実際に計測するのですが、出てきた値はやはり誤計測を思わせる高い値でした。

 環境の変化は、測定にとって重要な要因です。

 牛乳以外の検体は、後日再計測します。

2011年11月2日水曜日

11月20日 LB200勉強会のお知らせ

11月20日(日)13:00より、LB200の勉強会をいたします。

LB200は簡易な機種ですので、一度手順や考え方を覚えてしまえば、どなたにも計測可能な機種です。
一人で計測できるように、機種の特徴、使用方法、計測値の計算方法などをお伝えします。



お申込みは・・・
チャンプール 042-747-2858
qe7a-tkok@asahi-net.or.jp  まで



検体はこちらで用意いたしますが、どうしてもこれを測りたい、といいうものがありましたら、事前にお伝えください。

5人で締めきります。

LB200を使用してご自分で計測をしてみたいという方は、不定期で行う勉強会参加が条件となります。

さらにLB200、ATOMTEX AT1320A、簡易スペクトルメーターTA100U購入のため出資いただければ、LB200についてはご自分で計測する場合は実費(100円程度)で計測いただけます。



第一回LB200勉強会

日時 11月20日(日) 13:00より 4時間程度
場所 相模原市南区東林間5-12-7 チャンプールにて
参加費 500円(資料代として)


 日程などあわない場合はご相談ください。
 時間的余裕のある場合は、平日午後3時以降でしたら、対応できる場合もあります。



2011年10月25日火曜日

オーストラリアのテレビ局の取材がありました


10月24日(月)、オーストラリアのテレビ局の取材を受けました。横浜の子どもたちを放射能から守る会への取材の一環でした。

私も横浜在住ということもあり、会の一員として横浜での市民放射能測定所開設のために、動いています。

東林間は、横浜と歩みをともにしていきます。

実は先日、横浜の会と東林間で計2台の放射能測定機購入を決め、すでに申し込んでいます。
機種は、市民グループでも何とか手の届く価格で、性能もよいベラルーシ製のATOMTEX AT1320A という機種です。
日本向けに改良されており、セシウム134も分離できるようになっています。

機種の詳細や運営については、後日お伝えいたします。




計測の様子を取材したいということで、横浜のMLメンバーの方たちと取材陣3人、合計10人以上がお見えになりました。さらに、「食べ物通信」の取材も同時に入り、ライターの石川さんもお見えになりました。(石川さん、実はコスメのことにとっても詳しく、さらに食べ物についても明るい方。実は東林間で講演していただけないかなあと考えている方でした)

ちょっと焦ってしまい、せっかくバックグラウンドをとっていたのですが、スイッチを押し間違えて、バックグラウンドの取り直しで開始が遅くなってしまいました。

産地などきちってメモしとけばよかったのですが・・・きちんとした測定依頼書を作成して、記入していただくことが必要ですね・・・・


 LB200で計測の結果です。ご参考までに・・・

参加された方で、産地が違う!!! という方は、訂正してください。

甘夏(保土ヶ谷区) 皮をむいて内皮もとったもの   15±14 K=5(8回計測した平均)
甘夏の皮 マーマレードにする場合もあるので    20±23 K=5
                                                                        49±24 K=5
甘夏の皮については誤差が計測の度に誤差が大きいので再計測します。

 10月25日の計測の結果・・・30±21 K=5(10回計測の平均) でした。
  

昨年産白米(茨城)を炊飯したもの                 0±13 K=1

春菊(千葉産)                       0±50 K=7
  検体量が少ないため誤差が大きくでています

胚芽米(栃木? 新米)                       0±15 K=4

以下飛び込み
野沢菜(須坂)                                                     0±16  K=8
  仲間の八百屋が須坂で育てている野沢菜を持ってきました。北信の放射能汚染が高いことが  最近ようやくわかってきて、自分で育てているものが汚染されているかいないか、とても心配だと いうのでした。

くぬぎの生葉(相模原市上鶴間中そば)        101±24 K=???(3回計測の平均)
葉は軽くてかさばります。ハサミで細かく切り、さらにフードプロセッサーで計量カップに詰め込  めるだけ詰めて500mlにしています。



結果は甘夏の皮とくぬぎの葉を除き不検出(検出限界20Bq/kg) あるいは最近の表示方法に従えば <20 ということになりました。
不検出の中身の数値は上記のとおりです。



500mlマリネリ容器を一杯にするためには、葉物では600gは必要です。ATOMTEX1000mlですと1.2kgは最低でも必要となります。

ATOMTEXには500mlの平型マリネリも付属していますが、検出効率が悪くなるため、検出下限が高くなってしまいます。
検体の量は、結果の精度を高めることになりますので、不足しないように検体を用意する必要があります。




2011年10月24日月曜日

10月18日 子ども全国ネット第3回ネットワークミーティング


東京で行われた集まりの模様がビメオで見られます。

私も参加する予定でしたが、20日にもお店をお休みしなくてはならないことになり、ユーストリーム視聴で参加ということにしました。 ユーストリームはとぎれとぎれで、行けばよかったと思いました。

アーカイブがビメオとユーストリームに上がってきましたので、転載しておきます。

市民が放射能を測る意味や測定所をつくるに当たっての指針、測定器の選び方・・・など参考になることが多いと思います。




111018 子ども全国ネット 第3回ネットワークミーティング 1部 from iwakamiyasumi_2 on Vimeo.



111018 子ども全国ネット 第3回ネットワークミーティング2部 from iwakamiyasumi_3 on Vimeo.

Video streaming by Ustream
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2011年10月15日土曜日

福島原発事故以降体調の変化などありませんか?


 東林間測定室でご協力いただいている京都大学院工学研究所の河野先生は、放射能物質が松葉に吸着するのを利用して、各地の松葉を採取し汚染度を調べています。

 LB200は9999Bqまで計測できるのですが、オーバーフローしてしまう福島の松葉や町田の321ベクレルのものなどを計測し、LB200の信頼度を高める実験をしていただきました。


 今、河野さんは、関東の汚染状況を調べるとともに体調の変化や鼻血について情報収集しておられます。

 低線量被曝の事実を風化させないため情報記録が目的です。
 全国から沢山の鼻血、体調変化などの情報が寄せられています。

 皆様、是非ご協力お願いします。


記入先の河野さんのブログです。
 http://kohno.at.webry.info/201110/article_1.html


 アンケートの書き込みはブログ一番下にコメント欄があるのでそこにお書き下さい。


 お送りいただいた情報は先生のブログに掲載させていただきますが、個人が特定できるような情報は掲載しません。
 必要な情報は以下のとおりですが、絶対条件ではありません。

 以下↓ このような内容です。

1, 情報提供者と鼻血をだした子供の関係(本人・親・親との知人・・・など)

2, 鼻血を出した子供の年齢(生年月日)

3, 鼻血を出した子供の性別(男・女)

4, 鼻血のでた時期(何年何月頃)

5, 鼻血の量(少ない・多いなど、投稿者の感じで)

6, これまで鼻血を出したことがあるかどうか

7, その他(情報を提供してくださる方が思っておられることなど、なんでも)


 ご協力、よろしくお願いします。

2011年10月5日水曜日

放射能測定室、メーカーなどのリンク集

各地の市民による測定室設置の動きと測定器メーカー、輸入代理店をリストにしました。他にあればお知らせください。


各地の市民放射能測定室などの情報

子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
http://843koza.info/doku.php?id=sokutei

丸森町
  http://tamaky.com/kibou/カンパのお願い/
 http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/

真宗大谷派常福寺
  http://johukuji.nanaoarchive.com/top/?p=1520

スペースプラムフィールド
http://www.geocities.jp/plumfield995/ http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/wordpress/

こども福島情報センター
 http://blog.goo.ne.jp/kodomofukushima

田中龍作ジャーナル
 http://tanakaryusaku.jp/2011/07/0002649

小金井市に放射能測定室を作った会
http://www.ne.jp/asahi/levelzero/earth/

放射能汚染食品測定室
 http://www.housyanou.org/

いわき放射能市民測定室
 http://skazuyoshi.exblog.jp/15100601/

藤沢市
 http://net.community.city.fujisawa.kanagawa.jp/conference/conferroom_list.php?CONFERNO=11&REMARK=00006541

http://members3.jcom.home.ne.jp/fujisawa_econet/sityo_yobou.pdf

デイズジャパン
 http://daysjapanblog.seesaa.net/article/206418093.html

47プロジェクト
  http://www.crms-jpn.com/cat/org.html



メーカー、代理店

小川精機
  http://www.ogawaseiki.jpn.org/13/becquerel/OSK72HT101.html

テクノエーピー
  http://www.techno-ap.com/

ATOMTEX
 http://www.atomtex.com/producte.phtml?r=9&id=35

ORTEX
  http://www.ortec-online.com/Solutions/Food-Water-Environmental-Monitoring.aspx

EMF
 http://www.emf-japan.com/emf/emf1/emf211.html

CAPRAC
 http://www.capintec.com/index.php?option=com_content&task=view&id=315

ANNA
  http://www.measureworks.co.jp/ANNA.html

応用光研

http://www.oken.co.jp/web_oken/images/fnf-401.pdf





http://blog.goo.ne.jp/kodomofukushimahttp://members3.jcom.home.ne.jp/fujisawa_econet/sityo_yobou.pdfhttp://tanakaryusaku.jp/2011/07/0002649

2011年9月26日月曜日

LB200のカリウム40関与

LB200はカリウム40を拾ってしまい、セシウム134、137数値に合算してしまいます。ただし、カリウム40 1gが30.4Bqの放射線を出すのに対し、LB200は2.5Bq程度にしか拾ってこない、とマニュアルにあります。
これに従えば、食品成分表からカリウムの値を抜き出してkg単位に変え、含有量に2.5をかけてでた値をLB200の計測値から引いてやればいい、ということになります。

むけれども、そのカリウム含有量にしてみても、成分を組み合わせて人工的に創り上げる粉ミルクなどの場合は、カリウム濃度が一定なのに対し、動植物については成育環境の違いによって差異があると考えられます。
ですから、カリウム関与の値も非常に不確かなものとなります。

スペクトルの出ないLB200の大弱点です。

ですから計測したデータも
22Bq/kg ±18 ただしカリウム40の関与が考えられる・・・とか
22Bq/kg ±18 ただしカリウム40が5ベクレル関与していると考えられる・・・
といった表現にせざるをえません。

LB200におけるカリウム関与 右が考えられるカリウム関与の値です


LB200カリウム含有量関与計算ファイル






2011年9月22日木曜日

9月11日 馬場利子さん講演会の報告です


「いま、子どもたちになにを食べさせたら良いのか?」
末松 里美

9月11日、東林公民館で、馬場利子さん〔静岡放射能汚染測定室〕のお話を聞いてきました。小さい子どものいる若いお母さんたちがたくさん集まり、私のようなおばさんは、その熱気に圧倒されました。それでも、来たくても来れなかった人がもっとたくさんいるとお聞きし、報告を書こうと決めました。一生懸命メモをとり、お話の中で特に印象に残ったことを私なりにまとめてみました。

1「放射能のことを知っていますか?」
知らないのは、勉強不足です。と馬場さんはきっぱりとおっしゃいました。
知りたいことがあったら第一次情報に当たること。そうでなければ本当のことはわかりません。公の機関はウソは言いません。隠します。
23年前、チェルノブイリからやってくる放射能が恐くて、行政に測定してもらおうと、280万円の測定器のカタログを持って、お願いに行ったそうです。そうしたら役所の方に『関心をもっている1%の人のために、280万円の税金は使えない。買ったらそれを維持するために1,600万円/年の人件費がかかる。しかも、測定した値が基準値以下では、データの発表もできない。』と言われ、納得するしかなかった。だから、自分で測定するしかない。と測定室を立ち上げたのです。

2「放射能に特化して恐がるのはいびつ」
 『横浜の水は安全ですか。』と電話がかかります。でも、放射能は測って見なければわかりません。そして出た値が、暫定基準の100Bq以下だったとしても、それが安全と言えるかどうかを判断するのは、自分自身です。また、恐いのは放射能だけではありません。
馬場さんの出発点は*母乳のダイオキシンでした。その頃、確か大阪で母乳からダイオキシンが検出されたと新聞に出ました。しかし、そのデータは公表されていませんでした。そこで馬場さんは、自分の母乳を測りました。値は*11.4pg(ピコグラム)、現在は平均で44.2 pgなので、まだ低かったと言えます。それでも、馬場さんは息子におっぱいをふくませながら泣いていたそうです。そして、もし、自分の母乳のせいで息子にアスペルガー、自閉症などの精神神経発達障がいが出たら、その時はアメリカに行って、その道のスペシャリストになるつもりだったと言います。
放射能以外にも、ダイオキシン、各種農薬、フッ素、ホルモン剤など危険な物はたくさんあります。初めての恐さではありません。野菜から放射能が検出されて大騒ぎした頃、ダイエーが「安全な中国野菜をどうぞ」と宣伝したが、中国野菜も放射能0ではありません。農薬の恐さも忘れてはいけません。
*母乳のダイオキシンについて、インターネットで調べたところ、「厚生省の最
新の調査(平成10年)によると,コプラナーPCBを含めた母乳中のダイオ
キシン類の濃度は,脂肪1g当たり22.2pg-TEQ1pgは1兆分の1g)。大阪
府における凍結母乳の調査では,1974年をピークに母乳のダイオキシン類濃
度は半分以下に減っていることがわかっています。(くば小児科クリニック
久芳康朗)」という文にあたりました。私のメモでは単位がはっきりしないの
で比較できませんが、念のため、補足しておきます。

3「自分が汚染されているのに」
 静岡産のお茶から放射能が検出されて、大きく報道され、『静岡のお茶が飲めなくなった。』と言う人がいたが、自分が汚染されているのに・・・。
汚染地帯は東北地方のみならず、関東地方から静岡県まで、大学の先生は『静岡県三島市以東は、家族の中に反対がなければ移住すべき。』とおっしゃいます。東京に行くのは恐いです。57歳の自分が恐がる必要はないのかもしれないけど、自分の姿を子ども達が見ています。すてきなマスクをして、雨の日は傘をさして、濡れないように、ゆっくり歩くようにしています。外出したら、手洗い、うがいは30年続けるべきです。
家のローン、仕事のこと・・・、一人ひとりがどうするべきなのか、考えなければならないのは静岡までです。

プラムフィールドのスタッフ手作りのマスクを手に、馬場利子さん

4「人間は信じているが、商売は信じていない」
チェルノブイリ原発事故で汚染された*ミルクは、ヨーロッパで売れず、日本で“強い子のミル”として発売された。それを知った人々が、メーカーに原料を変えるように要請したが、メーカーは受け入れなかった。その頃の日本の放射線食品基準値は、370Bqkg。基準値より低いのだから問題はない。という考え方でした。しかしその後、いつの間にかメーカーは、シラーっと原料を変えていたのです。「それでいいのです。」と馬場さんは言います。商売とはそういうものなのです。
*ネット情報 = 東京都在住の消費者が直接、雪印に牛乳産地混合に関して問い
合わせたところ、『雪印メグミルク富里工場(千葉県富里市)の「農協牛乳」は
福島の原乳も多くミックス』され『出荷時には測定は一切していない』こと
がわかったという。
*ネット情報 = 雪印メグミルクの特濃4.5から放射性セシウム123~28
2ベクレル(1リットル当たり)が検出された、ということです。検査を実
施したのは、株式会社シーディークリエーション。

5「自分達が環境を汚せば、必ず子どもに戻ってくる」
 女の子は、一生分の卵母細胞、約230,000個を体の中にもって生まれてきます。ベラルーシでは、3代目の子どもが*チェルノブイリ・ハートになっています。(ダイオキシンを含む枯葉剤をベトナムに大量に撒いた)ベトナム帰還兵も、3代目の子どもに奇形が現われました。
*映画“チェルノブイリ・ハート”をご存知でしょうか。チェルノブイリ・ハ
ートとは、“穴のあいた心臓”、という意味で、ベラルーシでは現在でも、新
生児の85%が何らかの障害を持って生まれています。

6「汚染されたものを食べるのが愛情だと思わないように」
 なるべく日本の西のものを食べましょう。私たちの体には免疫力があります。セシウムの*生物学的半減期は110日。食べ物が体に入ってから48時間で外に出すことが大切です。平熱が36℃ない子は心配です。殺菌剤のせいで微生物がうまく働いてくれないのです。体温は、腸の微生物がつくります。腸を元気にするペクチンを食べさせましょう。ペクチンはリンゴをすりおろして食べさせれば、手軽に摂れます。放射線から甲状腺を守るための昆布、排出するための味噌、漬物、納豆など、微生物の力を借りましょう。玄米は、12時間浸水して、生体毒(アブシジン)をはずして食べましょう。水道水は、活性炭を通して飲みましょう。浄水器(トレビーノをおすすめです)を使用するときは、フィルター交換を早めにし、環境ホルモンの疑いのある*ペットボトルに入った水を買って飲む必要はありません。地域の水を正しい姿で飲みましょう。
 *ネット情報 = 生物学的半減期。学術用語でよく使われる「半減期」は、物理
学的半減期と生物学的半減期です。単に半減期といえば、物理学的半減期を
指すことが多いように思います。
   物理学的半減期は、ある放射性核種の数が半分に減るのに要する時間のこ
とであり、生物学的半減期は、いったん生体内に取り込まれた物質が、排泄
作用等により、体内から失われ、半分に減るまでに要する時間です。(大桃洋
一郎)
 *ネット情報 = ペットボトル入りのミネラルウォーターに、自然の性ホルモ
ンに似た振る舞いをする化学物質が溶け出し、生体に影響を与える可能性が
あるという研究結果が発表された。世界中の研究室で使われる実験器具から
も、プラスチック添加物が溶け出し、実験結果に影響を及ぼしている可能性
があるという。

7「節電しましょう」
 安全に運転しても、人の命を削らなければ維持できない原発。だれが傷ついてもそれはかなしいことです。原発なくても暮らせるように節電しましょう。

8“エコチル調査”(子どもの健康と環境に関する全国調査)に参加してください
環境省では、日本中で10万組の子どもたちとそのご両親に参加していただく大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を開始しました。「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせて「エコチル調査」です。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認させていただき、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにします。(環境省ホームページより)

9 おわりに
 深刻な話題をやわらかくつつみ、「なんとかなる!」と思わせてくれる数々のエピソードにあふれ、会場は、笑いが絶えることはありませんでした。馬場さんの、一人で“ぼけ”と“つっこみ”をやる特殊能力は、すばらしいです。その雰囲気をお伝えできなくて残念です.


 真弓定夫さんの本に、”生乳に含まれるカルシウムは、高温で殺菌すると、吸収されやすい形のカルシウムが減少し、ほとんどが吸収される前に体外に排出されてしまう。低温殺菌牛乳でさえ半分しか摂れない。だから、カルシウムを摂る目的で牛乳を飲むのは、やめたほうがいい。と書いてあったことを思い出しました。「牛乳大好き!」でないのなら、なくていいんじゃないですか。


 925日(日)13時半~16時半、東林間児童館(東林神社内)で高木学校のメンバー奥村晶子さんを招き、「脱原発にむけて」学習会を開きます。是非ご参加ください。冷房はありません。資料代1,000円。(連絡先:0457052951長谷川)






スペースプラムフィールド
http://www.geocities.jp/plumfield995/









2011年9月21日水曜日

こども まもりたい のブログより 市民放射能測定所 10月に相模原市に開設予定


こども まもりたい のブログより 全文転載です。


相模原市東林間にある自然食品屋さんの「チャンプール」さんに、放射能測定器が設置されました。


これは、当会のメンバーでもある ご主人の高岡章夫さんが、ご自身で購入したもので、この測定器を会員制にて一般の方にも使用出来るように、現在 放射能測定所を開設する方向で準備を進めています。

測定器は、ドイツのベルトールド社のNaIシンチレーター LB-200という機種。

LB-200は核種分析はできませんで、総ベクレル数を表示するだけです。
測定限界は20Bq/kg。実際はそれ以下の数値も表示しますが、誤差が大きくなるそうで、20Bq/kg以下の数値については、NDという表現に検査機関ではしています。

現在は、運用に向けて各種テストを行っており、使用にあたっての会員規約、会費、使用料金、機器を取り扱うための勉強会をどうするか?(会員ご自身で機器を操作する事が基本)等、着々と測定所開設に向けて準備は進んでおります。



先日 鵜の森公園での線量計測で採取した きの子や、落ち葉も、テスト的に放射能測定器にかけまして、セシウム量を出しております。

きの子のセシウムは、 140ベクレル/kg
落ち葉のセシウムは、 744ベクレル/kg
コケのついた土は、  1140ベクレル/kg
鵜の森の林内の土壌は、264ベクレル/kg と、検査数値が出ております。

しかし、上記の数値内には自然界に存在しているカリウムの数値も含まれており、その数値を引かねば正確なセシウム量は判別出来ません。
現在は、食材や土壌中のカリウム含有量を調べている最中でして、このデーターが集まるのに10月までかかるかもしれません。

ちなみに、日本の放射線管理区域で放射性物質が漏れ出した場合に除染をしなければならないベクレル数値は、約600ベクレル/kgです。
チェルノブイリの汚染区域(全域がまんべんなく汚染)のベクレル数値は570ベクレル/kgです。

測定所の運用が行える10月上旬位になりましたら、このブログとチャンプールさんのブログ等 複数の窓口にて会員を募らせて頂きますので、もう暫くお待ち頂ければ幸いと思います。


当会メンバー 能勢広.記 

2011年9月20日火曜日

食品を計測できる測定器が届きました


 意外と早く届いてしまいました。

ドイツの計測器LB-200です。

DSC_0011 (Small).JPG

只今試験計測中。
天然のカリウム40の放射線も拾ってしましますので、そのカリウム40によるベクレル数をどれだけ拾っているのか、できるだけ正確に掴みたいので、情報を集め、試行錯誤しています。

見学大歓迎。測ってみて、というものがありましたら、お持ちください。
計測値は検定された機関ではありませんので、参考値、ということになりますが。

スペクトル分析ができる上位機種の購入も視野に入れています。

正式な規約、呼びかけ文を作成します。
是非是非、ご協力ください。

また、ボランティアになりますが、計測に興味のある方いらしたら、お手伝いください!!

未来のために・・・



宮城県南部にも測定室・・・カンパ要請です


 宮城県丸森町で自然農を営む北村さん夫婦。有機百姓の仲間たちで放射能測定室を作ることになりました。


宮城.jpg

宮城2.jpg

測定室支援.pdf

北村さんはもともと神奈川に住んでおり、なんと自給の邑時代のお客さん。私は何度も配達にいきました。


南相馬から石巻に行く途中に丸森によれるじゃない、ということで、3回目の勇気野菜プロジェクトの便でおじゃましてから情報を交換をしてきました。



メーリングリストからの転載

宮城仙南の有機農業、自然農の生産者、8軒を中心にスタートすることになりました。放射能汚染地域で農業を続けていくためには、ドイツのミュンヘンのように、自分たちで測れるシステムを作る必要があるためです。市民の方の測定も引き受ける予定です。機種は、LB2045 核種が特定できて、1ベクレルから測れるものです。(前金160万円を払うために、苦労しました)
ということで、広くカンパを呼びかけるチラシを作りました。できれば、いろいろな所に拡散していただけるとありがたいです。
よろしく、お願いします。



東林間ではLB-2045より機能は劣るけれど、携行性に優れ、誰にでも計測可能な簡易な機種LB-200購入を決めています。もちろん検出限界20Bq/kgでは満足いかない、ので、更に上位機種の購入を目指しています。

各地に放射能測定室を、そして測定室のネットワークが必要です。

宮城へのご支援もよろしくおねがいいたします。


参考
放射能から命を守る宮城県南部の会
http://tamaky.com/kibou/



P.S.
 当初導入予定であったLB2045については計測結果に非常に問題が多い、ということが明らかになっており、宮城県南部の会では、この機種についてはキャンセルしています。
 導入する機種はATOMTEX のAT1302Aとなりました。

 LB2045導入を検討されている方々、団体は、再検討をする必要があります。
 1.カタログデータの1Bq限界までは24時間以上の計測が必要(27時間という情報も)
 2.セシウム134、137の分離が十分ではない
 3.セシウムがなくても結果としてセシウム検出と出力する場合がある(スペクトルでは問題ないが)

 私が把握しているかぎりの問題点は以上3点です。

 よって東林間測定室からの機種選択からもLB2045は除外しています。


 





市民の市民による市民のための放射能測定室をつくろう ver.2

     
  

 放射能測定器 こんなもの本当は “い ら ね え”  


いらねえ.jpg

 “核"さえなければ、こんな心配をみんなすることはなかったのに・・・

 核実験の放射能、そしてチェルノブイリの放射能がようやく減ってきていたのに、原発事故で日本そして世界中が大量の放射能で汚染されてしまいました。 
 土壌が汚染され、水が汚染され、木々も放射能まみれになっています。  
 汚染された大地から生み出される生きる糧、食べ物への汚染の移行が今後も心配です。

 行政が行う放射能測定は、断片的で、きめ細かな作業の結果ではありません。  
 だから、汚染された食べ物が、大きな網をポロポロと通り抜けているのではないかと、危惧するのは当然です。  
 出荷制限がかかることを心配して、出にくそうなところからサンプルを取っている、ということも事実です。 
 野菜を測定したら、その成育した環境についても同時に測定し、データを蓄積し、移行係数を求めていくことも必要でしょう。   
 高線量汚染地域以外では、子供たちの遊ぶ学校の校庭、、園庭などの土壌調査もほとんど行われずに、不安の中で子供たちを学校に通わせざるをえないという現実もあります。
 すべて国の決めた暫定基準に従い、国の意向を横目で見ながらの対応では到底私たち市民の疑念を晴らすことはできません。

 私どものお店、チャンプールに入荷する野菜の生産者たちも、野菜を検査機関に持ち込み検査を続けています。
 チャンプールも、毎年好評の川根のお茶を核種検査に出し、ND(1Bq/kg検出限界以下)という結果のもとで販売をしています。

 しかし、検査機関が少ない上、検査依頼検体数が増えているため、結果が出るまでに時間がかかることが多くなってきています。  
 もっともっと色々なものの汚染の実態を知りたいし、同じ生産者の同じ生産物でも、時間の経過によって放射能の値が変化することも当然ありえます。 
 お客さんたちも、自分たちの食べている物、環境の放射能汚染について知りたいという方々が多くいらっしゃいます。自分で確認して納得して食べ物を選ぶことができるようにしたい・・・

チャンプールでは、Na(T1)シンチレーションサーベイメーター(ベクレルモニター 検出限界20Bq/kg ヨウ素131換算測定)の購入を決め、借金して前金を払い込みました。 

 このLB200という機種は、手順さえ覚えれば、誰でも自分の手で計測できる機械です。計測時間は15分。前処理とデータの読み取り、後処理を含めて30分程度で1検体の測定ができます。さらに、移動可能で畑に持ちこんだりすることもできます。 
 どうせだったらこの機械をチャンプールだけのものにしないで、「市民測定所」といったような形でたくさんの人たちが使える形にしたい、と思うのです。 

 そしてさらに検出限界が低く、核種分析もできる上位機種についても購入を視野にいれたい・・・ということで目標500万円!!!  

 福島県の市民団体でも、こうした放射能食品測定所の開設に向けてすでに動き出しています。  農産物の産地表記をやめなさいと国が言い出す現実です。 
 各地に「市民測定所」が必要な時代です。 

ベクレルモニター LB200  20Bq/kg限界 核種分析はできません。            
本体1000000円   マリネルビーカー 10セット 59000円 

ガンマスペクトルメーター LB2045  1Bq/kg限界 核種分析ができますが、ゲルマニウム半導体検出器に比べ精度に欠ける。機種については国産応用光研についても検討の余地あり。(1セット500万円程)         
本体 880000円  鉛シールド 1000000円  テスト線源 150000円
ソフトウェア  79000円  マリネルビーカー 10セット 120000円 
他に、電子ばかり、コンピュータ、フードプロセッサーなどが必要となります。

LB200については、簡易な機種ですので、一度覚えてしまえば誰でも計測できます。LB2045についてもそれほど経験は必要がないと思われます。

ベクレルモニター.jpg


  お金の集め方・・・一例
個人一口10000円。自分で計測する場合は無制限に測ることができる。               
   委託の場合は1000~2000円程度の負担       
   LB200の場合、同位体研究所にて計測の場合初回10500円
法人一口 50000円。法人が計測する場合は無制限に測ることができる。
   委託の場合は 1件3000円程度の負担。  

口数に制限は設けず。権利は口数にかかわらず同等のものとする。 
得られたデータについては、ネット上等で公開する(個人情報に配慮)。    
とりあえずの目標金額は1000755円。  

その他にできること。思いつくままに  
日曜日などに出張測定会。  
土壌は㎡計測とkg計測の2本立てにする。そのための枠や採取用の器具があった方がいい。  
生産者は産物と栽培した土壌を同時に計測する。  
朝食、昼食、夕食といった具合に実際に口にしたものを計測する。

運営の方法  将来的にはNPOとした方がよいだろう。  
とりあえず、機器はチャンプールに置き、事務局もチャンプールが務める。  
委託料金、出張測定会の収益を人件費、事務経費、などに当てる。     

LB200到着までにまだ間があるが、とりあえず残金の500755円については早急に集めておきたい。測定室設立に賛同の方は、出資金、口数、委託測定量、運営方法などについてご意見をください。






放射能汚染食品測定室をみんなでつくりませんか



 東京電力原発事故以来食べ物の汚染について頭を悩ましてきました。  


 大量の放射能が放出されたと分かった時、汚染されているだろうな、と考えられる産地の野菜は廃棄しました。店頭に並べることもなく廃棄する、傷んでいるわけでもないのに廃棄する、とても哀しい決断でした。 

 以降毎日断片的に出てくる食べ物の計測値、環境放射線のデータをネットで当たり、ひとつひとつの野菜の安全度を判断する・・・    

 百姓たち自身も分析を依頼し、自分の育てた野菜の汚染や土壌を調べ始める。  


 輸入食品の規制を大幅に上回る数値で設定された国の暫定基準。緊急時だから、ここまでは我慢しろよ、という数値。「ただちには」と未来の安全を担保しない数値。農家への補償が大変だからと決められた数値としか思えません。 

 今まで反原発を掲げてきた流通や生協のほとんどが政府の暫定基準を取り扱い基準として設定するという事態。
 輸入食品は370ベクレルなのにそれでいいの? せめて国内の生産物も最大370ベクレルというのが筋ではないか?  

 自分たちの基準を持つことが大切なことではないのか・・・チャンプールが基準を作るのだったら370ベクレルだろう。でも子どもたちのことを考えるとせめてその1/10程度に設定するのが良いのではないか・・・(科学的な裏付けあまりありません) 。でも本来はゼロというのが基準であるべきなのです。 

 もうずっと逡巡してきました。  
 自分たちで数値をつかむことが一番大切なんだ!! 

考えるヒントがここにもありました。



 2011年5月29日にエルおおさかでチェルノブイリ救援・中部 理事:河田昌東さんを迎えて行われた集会の質疑応答から一部を抜粋します。(読みやすいように段落を加えました)


■質問: 
 食糧の問題にかかわってきたので食品に関心があります。生産地のことも気になっていました。東北、福島での農業について、そこの農産物を食べて応援しようという動き、有機農業を応援してきたグループが頑張っていることについて、とても複雑な思いがしています。どうお考えになりますか?

河田先生: 
 その問題については、私も非常に悩みます。たとえば生協は、安全な食品を産直して生産者も消費者も守るという活動をしてきました。しかし生産者の作物の中から、どんどん国の基準を超えるものがでてきている。それを切れば生産者は困るし、それを受け入れれば消費者が被曝する。大変なジレンマです。

 この問題は、ほんとうに簡単ではないと思います。この問題をどうしたら解決できるかを話し合うため、6月25日に名古屋でシンポジウムを行います。生産者や消費者、専門家などが一堂に会して、どうしたらいいのか考えます。

 本来であればこれは、国や東京電力が、基準値を超えた作物をすべて買い上げるべきです。しかし国は今、基準値以上のものはどこかに置いておきなさいと言っているだけです。置いておいて、その後どうやって処分するのか、方針は全くない。農家は困っています。隅において腐らせているだけです。しかも基準が500ベクレルですから、499なら出荷してもよいということになります。

 今、そういう問題に対して、自分たちの力で自分たちの身を守るための自主測定グループがあちこちで立ち上がりつつあります。自分たちで食品の測定をしようというのです。しかし基準以上のものが出たらどうするか?これはとても悩ましい問題です。冷静に考えれば、政府の暫定基準は危険です。この基準値は下げるべきだと思います。そうしなければ子どもの未来は守れません。しかしそうすれば今の生産者が困ります。どうしたらいいかみなさんも考えてください。私にはわかりません。


■質問: 
 関西のスーパーにも東日本産の生産物が入ってきます。政府の基準値があまりにも高いので、基準値以下ではあるけれど汚染されている野菜が店頭に並んでいます。その状況を見て思うのですが、自分自身で測定する方法はないのでしょうか。

 ガイガーカウンターでは、食べ物の表面に当てただけでは測れないと聞きました。自分自身でできる方法があるのかどうかを教えてください。また、これからどんどん海の汚染が進んでいきますが、日本海側の海産物についてはどうでしょうか。

河田先生: 
 結論から言うと、自分で測るのは難しいです。あくまでも空間線量や土壌がかなり汚染されているときはガイガーカウンターで測れますが、野菜の汚染が何ベクレルかを測ろうとしたら、数百万円の機器が必要です。それも分厚い鉛の入れ物で自然放射能をシャットアウトして測らなければなりませんし、
 個人でやるのは難しい。仮に野菜の汚染が何万ベクレルと高ければガイガーカウンターで測れることもありますが、500ベクレルの基準を2~3倍越したくらいの値であれば、無理だと思います。

 ただ、今まではなかった機械なのですが、最近では核種まではわからないけれど数十ベクレル程度なら検出できるという装置も開発されました。実は今日、福島市内でその機械の実演をしているはずです。市民がいろんな野菜を持ってきて、それを測る。車に乗せて運べる移動型の装置です。

 我々のスタッフがその実演を見るために、福島に行っています。その程度の精度であれば、100万円出せば購入できます。それでも、個人では難しいですね。生協単位などでないと難しいでしょう。
 日本海の魚は、長期的に見れば汚染は拡散していくと思いますが、当分は大丈夫だと思います。



河田晶東さんの講演はこちらからご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=5D_-_3l6c-U

質疑応答の書き起こしはこちらです。
http://japan.NoNukesAsiaForum.org/japanese/20110529/



 最初の質問。私が最も頭を悩ましているところです。
 福島といっても東から浜通り、中通り、会津とあって、さゆり米の産地・喜多方市熱塩加納地区などの土壌汚染データを見ると、神奈川県計測の津久井の数値より大幅に低かったりするのです。
 それが福島県でくくられてしまうから、実際に汚染がゼロに近かったとしても、将来的に福島のお米だから買わない、という事態を引き起こす可能性が大きいのです。

 はてさてどうすれば良いのか? 野菜に関しては、福島のものは今までもほとんど取り扱っていなかったので、これからも取り扱う予定はありません。しかし、周辺の千葉、茨城、栃木、群馬、東京、そして神奈川でも土壌の汚染が現実にあることは事実です。

 汚染された食品を食べながら生き抜いていくためにこれから必要となるのは、何よりもデータです。 行政の出すデータは、できるだけ出そうもないところを選んで検体を採取しているという声も聞きますし、検査の頻度は少ないし、まるっきり測っていない野菜も存在します。
 こんな現実では、野菜を育てる百姓も販売する私達も、購入する消費者もまるっきり闇の中です。
 どうしたら良いか・・・河田さんの2番目が答えです。 食品の放射能汚染を計測できる測定器をみんなで買いましょう。 河田さんの答えにある110万円ほどの機種です。ドイツのもので、LB-200といいます。

 この機種の良いところは、15分程度の計測時間でベクレル数を出してくれること。電池で動き、野外に持ち出しての計測もできること。操作が簡単で、だけもが操作できることにあります。
 簡易な装置ですので、出来ないこともあります。少ない汚染では誤差が大きくなるために、検出限界が20Bq/kgであること。ヨウ素とかセシウムという核種を分離することはできず、ヨウ素換算での数値しか把握出来ないことです。例えば20Bq/kg以上の数値が出たものは売らない、食べないという基準を設ければよいのではないか、と。
 
 1Bq/kgまで測れ、核種分析までできる機器は300万円。より精密に測れる機種は1500万円(大きな機械なので設置場所、純水を生み出す装置、液体チッソを使用したりする必要があるので、現実にはその倍ほどの金額になりそうです)

 誰もが食品、液体、土壌など測りたいものを測れる、これはいい装置だと思います。
 すでに見積もりを頂き、あとは半額を振り込めば注文、ということになります。もう悩んではいられない、実際に動き出さなければ・・・(納品は4ヶ月ほど先になります) 
 チャンプール独自で導入出来れば簡単なのですが、現実は火の車。みんなで購入してみんなのものとしませんか。市民放射能検査グループとか名前付けて・・・ 

 具体的な呼びかけは来週までお待ちください。仕組みをもっと具体化したいと思います。
 漠然と考えているのは、一口1万円の出資。出資した方は無制限に計測可能。計測のみは3000円程度の料金を頂き、メンテナンスにかかる費用を捻出する。 
 データは個人情報に気をつけながら公開する。  
 いかがでしょうか。  
 不安の中で暮らしていくのではなく、しっかりしたデータで食べる物を選択し、生き抜いて行くことが大切だと思います。